昨日、猫好きの友人の誘いで、永伊智一監督講演会に行ってきました。
テーマは、日用品が毒になるというものでした。日本では、年間40万から50万の犬猫が行政によって処分されています。しかも、7匹いたら4匹は動物実験に払い下げられるのだというのです。
動物実験は、私たち人間の安全のため?
そうであるなら、動物たちは少しでも浮かばれる事でしょう。
しかし、そうではありませんでした。
初めから猛毒とわかっている物質を人間が死なない数値をはじき出す実験というもので、あきれ果ててしまいました。
人気商品を生んでいるメーカーは、商品の内訳として7割が広告費に使われ、3割で商品を作っている現状から、危ない化学合成物質で商品を作らなくては儲けが出ないわけです。
人命を無視し、利益のみ追求するような実験のために、動物たちの尊い命が使われているとは…
紹介映像では、動物実験に犬猫の他、ウサギやサルも使われていました。眼粘膜刺激性試験で年間30万匹もウサギの目をつぶされているのだそうです。
「動物実験をしているから安全です」この言葉はデマであり、消費者を洗脳しようという意図があります。
「安全でないゆえ、動物実験をしています」というのが、正しい認識といえます。
つまり、
動物実験をするとするほど化学合成物質の製品が世に出回り、病気が増えると言う悪循環なのです。
むしろ、動物実験をやめれば、病気は減っていくとも考えられます。
口から入る毒は、比較的解毒作用が働きますが、皮膚から吸収されて血液に入る
経皮毒は、体内に蓄積されやすく、有害な作用を引き起こします。シャンプー、化粧品、そしてハミガキまでも危険な物質でできているというのです。
蓄積されるということは、何十年後には、私たちも、あの動物たちのように…経皮毒に関する商品選びだけは、妥協しないことが賢明かもしれません。
日用品の日本の衛生基準はアメリカの牛肉管理以上にずさんなものなようです。
日本製のシャンプー、化粧品、ハミガキは、欧米の店頭に並ぶことはありません。欧米で使用禁止されている化学合成物質を使用しているからです。永伊氏は、映画監督ゆえ、映像でその現実を教えてくれました。お話だけの講演なら、他人事と思えたのかもしれません。映像だと、本当に心に迫ってきます。もちろん、これらのことはテレビで知ることのできない情報です。危ない日用品を売っているメーカーからのスポンサー料でまかなっている
テレビ局の弱点ともいえるでしょう。
携帯電話の電磁波にしても人体に悪影響を与えています。うつ病や自殺者がアンテナ塔の周辺では、そうでないところより圧倒的に多いという事実があるようです。しかし、政治もマスコミもその問題をもみ消しています。日本にとって重要な産業ゆえ、触れてはいけない問題なようです。
私たちは、環境問題に関する重要な情報をマスコミから得る事ができないのです。百聞は一見にしかず。私は、まさに残酷な拷問を受けている動物たちの姿に目を疑いました。死を悟って、震えている動物たちの姿に心が痛みました。あんな悲しい目があるのだろうか… そして、彼らの死は一体何なのだろう。
あの子たちには、
「生まれてこなければよかったね」
としか声を掛けられません。こんな現実があっていいのでしょうか?
人間って一体何なんだろう。
ガイヤの法則から見れば、地球の側から見れば、人間こそ「がん細胞」なのかもしれません。人間がいなければ、美しい自然は保たれることでしょう。
「怖い製品」は、子供たちにもしわ寄せがいっている現実もショッキングでした。長生きできない子供たち。五体満足に生まれてこれなかった子供たち。そういった子供たちが入院している
小児病棟の話では、よほど強烈な記憶が呼び覚まされたのでしょう、永伊氏は涙を流しておりました。
永伊氏は、「
"Time is money"ではなく、"Time is life(いのち)"と考えていきましょう」という呼びかけの言葉で講演は締めくくられました。
自然に優しい人間にならなくては、こういった不幸のしがらみは断ち切れないと強く反省させられる講演会でした。
STOP!動物虐待!We can do... 動物実験反対動物実験をしていないメーカーリスト動物実験していない化粧品動物実験をしていない化粧品会社動物実験なし化粧品 今日のニャンコ
posted by 盛岡のしろねこ / 佐藤 潤 at 07:08|
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