今日は、妻と盛岡白百合学園高等学校吹奏楽部 第20回定期演奏会を見に行きました。
しろねこがこれまでに耳にした、すべてのブラスバンドのコンサートの中で、一番の感動だったと思いました。
特に、パーカッションが素晴らしく、演奏を引き締めていたと思いました。そして、大人には決して真似のできない、高校生ならではの若さと元気溢れるパワーに終始圧倒されました。
第一部は、すべて良かったのですが、特に印象深かったのは、1st Stage最後の曲、AND THE MULTITUDE WITH ONE VOICE SPOKEで、アメリカの黒人公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師(1929-1968)が1963年8月に行なった有名な演説「私には夢がある」(I have a dream)をきっかけに、それまで抑圧を受けていた人びとが立ち上がり、ワシントンに向けて行進する運動が展開された、という実話に基づいて作られた曲なのだそうです。素晴らしい感動でした。
第2部では、卒業した先輩達との合同演奏でした。前の曲(第一部の最後の曲)があまりにも素晴らしかったので、人数が増えた割には大味な演奏に感じられたのが残念でした。先輩達を立てて、気を抜いちゃったのかな? でも、温かいものが強く感じられました。今年のメンバーには助っ人は要らないようでした。これまでの定期演奏会では、見事な演出により実力の不足部分をカバーしていた印象が否めませんでしたが、今日のメンバーは、演奏だけでも十分に感動できたと思います。
第3部では、ドリフのずっこけ大集合!に大いに笑い、クイーンのカッコいいロックナンバーのボヘミアン・ラプソディなど、バラエティに富んだ選曲でした。そして、最高だったのは、アンコールの宝島。アンコールでのこの曲は、他のバンドには真似のできない、高校生の彼女達ならではの若さ溢れる素晴らしい表現力に圧倒されました。
Program1st Stage・ON TEE MALL 木陰の散歩道 作曲:Edwin Franko Goldman 編曲:Edward S.Lisk
・SHENENDOAH シェナンドー 作曲:Frank Ticheli
・A MOVIMENT FOR ROSA ローザのための楽章 〜公民権運動のヒロイン ローザ・パークスに捧ぐ〜 作曲Mark Camphouse
・AND THE MULTITUDE WITH ONE VOICE SPOKE 一つの声に導かれし時 作曲:James L.Hosay
2st Stage・THE HOUNDS OF SPRING 序曲「春の猟犬」 作曲:Alfred Reed
3rd Stage・ドリフずっこけ大集合! 編曲:小島 里美
・Over The Rainbow 虹の彼方に 作曲:Harold Aren 編曲:森田 一浩
・HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 作曲:John Wiliams 編曲:Victor Lopez
・Tico-Tico ティコ ティコ 作曲:Zequinha Abreu 編曲:岩井 直薄
・Bohemian Rhapsody ボヘミアン・ラプソディ 作曲:Freddie Mercury 編曲:天野 正道
・空より高く 作詞:新沢 としひこ 作曲:中川 ひろたか
Encore・宝島 作曲:和泉宏隆
空より高く (作詞:新沢 としひこ 作曲:中川 ひろたか)人は空より高い 心をもっている
どんなに空より高い 心をもっている
だからもうだめだなんて あきらめないで
涙をふいて 歌ってごらん
君の心よ高くなれ 空より高く 高くなれ
人は海より深い 心をもっている
どんな海より深い 心をもっている
だからもういやだなんて 背をむけないで
見つめてごらん 信じてごらん
君の心よ深くなれ 海より深く 深くなれ
だからもうだめだなんて あきらめないで
涙をふいて 歌ってごらん
君の心よ広くなれ 空より広く 広くなれ
君の心よ強くなれ 海より強く 強くなれ
posted by 盛岡のしろねこ / 佐藤 潤 at 23:35|
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