あの頃は、某知的障害者福祉施設の職員をしていたのですが、勤めて間もなかったこともあり、また園長さんが祝福ではなく、休みを全く取らせてくれないという少々意地悪な試練もあって、結婚式はできずに、妻に私の母が付き添って市役所で籍を入れるという書類上の結婚式となりました。
それはともかく、7年の月日の中で、お互い霊的に随分進化をしてきたように感じられます。特に、2008年6月から8回に渡って続けてきた、東京の歌の先生のレッスンが大きく、先生のスピリチュアルなお導きのお陰で、生活の基盤が少しずつ確かなものになってきている実感はあります。
最近は、筆ペンで書を書くのが楽しくなり、常に筆ペンと紙を携帯し、「おくのほそ道」の仮名の書や、「九成宮醴泉銘」の楷書等を喫茶店やちょっとした待ち時間を利用して書いています。筆ペンなので、墨の濃淡は出せませんが、書体の暗記には役立っています。プラチナの筆ペンなので、カートリッジインクが交換できるのが便利です。また、ペン習字用の万年筆もプラチナ製なので同じカートリッジインクということもあり、万年筆の方も携帯して、ペン習字の方も楽しんで練習しています。
「九成宮醴泉銘」は、YouTubeで教秀先生の筆さばきを鑑賞できるのですが、書体を暗記した上でみると、かなり得るものがあるように思います。ここで書を書くときは、長鋒の筆を用います。長鋒だと、墨の持ちが格段に良くなるので、テンポ良くすらすら書けるのが素晴しい点です。
将来、半紙に書いた作品をデジカメに写し、パソコンに取り込み、プロジェクターを用いた個展を開けたらと考えています。歌のレパートリーを書にして、歌のコンサートと合体させたら、歌がさらに生きるというか、見て飽きない書展になるように思います。私の書道塾の子供たち全員を招待して、彼らに良い刺激を与えられるのなら、やる意味が出てくるのかもしれません。
ただ、私の歌と合う書体は何かというと、相田みつをの書ではないと思います。大ファンでもある武田双雲氏や柿沼康二氏の書も残念がなら、私の歌のイメージとは大きく異なるように感じられます。私がジャズ・シンガーやポピュラーの歌手だったなら、そういう芸術性が似合うのかもしれませんが、教会音楽を基盤としたクラシカルな歌い回しゆえ、やはり、漢字仮名交じりの書で、しかもかなり古典の香り高い書風となるのではないかと思います。
心から尊敬しているある人が、毎日寝る前に、神様に感謝の祈りをしているのだそうですが、悩み事がある時には、そのことを、どのように克服したらよいのか神様に尋ねるのだそうです。
すると、3日以内に必ず答えが帰ってくるのだそうです。ある時は、電車の中吊り広告などに、質問の答えとなるキーワードが目に飛び込んでくるのだそうです。
神様に尋ねるのですから、やはり心を込めるべきなので、私の場合は、筆で神様に手紙を書きたいと思います。
というわけで、筆ペンのスキルを上げたいと考えているもう一つの理由は、神様と対話するためでもあるのです。
いろいろ考えた末、書の修行のため、約2年間、本を読むことやインターネットでの交流等を控えることにしました。これは、魂の修行でもあります。そういうわけで、約2年間、みなさんとはお別れです。
今日は夫婦で共に、新たなスタートの日としました。お互い、やっとスタート地点に立てた感じがします。結婚後いろいろあって、どんどん厳しい状況に陥っていき、共に苦しみました。お昼には、菜園カワトク4階のモロゾフにて、ランチパスタのセットで二人でのお祝いをしました。
15時からは行動を別にして、私はカトリック四ツ家教会にて、4月4日(日)に同教会でのイースター・ミサ後の祝賀会(11時頃〜)で歌う予定の曲の伴奏合わせをしました。
ルッツィ作曲の「アヴェ・マリア」、高橋洋子作曲の「月の風船」の2曲を歌う予定ですが、カプア作曲の「オー・ソレ・ミオ」も歌う用意もすることになりました。
歌のステージ活動も、イースターとクリスマスの祝賀会以外は控えることとし、あとは毎日の修道院の朝ミサを通して歌のスキルをキープしていけたらと思います。
では皆さん、お元気で。もし、ご縁があれば、またお会いして、楽しい交流をしましょうね。