テーマ「死を考察し、生の意味を知る」
私は火災事故で、妻と2歳半の娘を失いました。雪の降りしきる夜でした。それまで、敬虔なクリスチャンでした。「神様これはないでしょう」と、毎日泣き、悔やみ、息もできない程の苦しみを味わいました。そして、何度も自殺を考えました。
1998年にインドに向かう飛行機の中で高次の存在より「過去を解き明かし、未来を語り、癒す者となれ」という使命を受け、スピリチュアルな目が開けてきました。日本では、前世のことを語るのは非常識なことでも、インドでは常識だったのです。
「私は知らないけど、それって痛いんでしょうね」では、人を救えません。数々の苦しみの体験を積み重ねてこそ、真の優しさや、思いやりの心が育つのです。
多くの人は、「どうしたら、苦しみから逃れることができますか」と聞いてきます。しかし、反対です。「どうしたら、この苦しみから学びを得ることができますか」と聞くべきなのです。そして、辛いこと、苦しいことを積み重ねたことは、何よりも優る宝となるのです。つまり、私たちがこの世に生まれてきた目的は、「体験」することなのです。
脳性麻痺の子どものお母さんから、「この子が生きている意味があるのでしょうか」と尋ねられたことがあります。よくよく見ると、素晴しい魂の人でした。それで私は、「この方は、素晴しい方ですよ。自分のソウルメイトを救うために、誰にもできない厳しい修行を選んで生まれてきたのです」と言いました。その後、そのお母さんは、「この子は、素晴しい子です。私の誇りです」と言うようになりました。
そこで、ソウルメイトの話になるのですが、誰もが、5名以上のソウルメイトを持っています。しかも、そのソウルメイトと一緒にこの世に生まれてきたのです。そして、霊界に帰ったときに、ある人は「幸せな人生だった」と言うと、別の人は、「私はあなたに随分苦しめられました」と言う。そして、「ああ、自分の幸せばかり考えて、ソウルメイトを傷つけていたんだ」と気づくわけです。アカシック・レコードは、宇宙図書館にある過去の記録ですが、ソウルメイトは、自分の鏡といえるような存在で、深い学びがそこにあるのです。ソウルメイトには、自分のご先祖様も含まれています。
また、ソウルメイトは、負のカルマを分け合おうとします。その人の分まで背負おうとするのです。殺人を犯したソウルメイトがいれば、その人のために敢えて厳しい人生を選んで生まれてくるのです。でも、厳しさに負けてしまってはいけません。だからこそ、わたしたちが、つまりは皆さんと共に、お互いが苦しみに負けないための援助をし合うのです。
私たちは、そういった魂の友がいて、共に学び合う存在なのです。自殺をするということは、ソウルメイトを悲しませることになります。
亡くなっても魂は終わっていません。死は、変わるための手段なのです。多くの場合においては、約50年で生まれ変わります。
生まれたばかりの子どもは、産まれる前のことを話せます。それによると、母親に虐待されることをわかっていて生まれていたりするんです。ダライラマ14世は、ダライラマ13世の生まれ変わりです。つまり、ダライラマ13世が使っていたものをすべて当てることのできた子どもを探し当てたのです。
子どもは、3歳頃。つまりは言葉を話せるようになってくると前世の記憶を失ってしまいます。ある日、飛行機の中で、中国人の子どもが大泣きして大変でした。私が、その子の前に立つと、その子の前世が見えてきました。そこで、「あなたは、過去に随分酷い事をやってきたね」と話しかけると、目をきょとんとして、泣き止んでしまいました。
私の火事で亡くなった娘ですが、現在、ベルギーで男の子として生まれ変わり、小学校に通っています。
私は3世代に渡ってリーディングすることができます。私自身は、1億年前まで記憶を遡ることができます。そうなるとクラゲの時代になりますが… そして、人間としては、273回生まれかわっています。
なぜ、記憶が消されているかというと、特に未熟な魂においては、「一生一度」と思ったほうがベストを尽くせるからです。しかし、私たちは、そろそろ前世からの記憶を取り戻した学びをする時に来ているようです。最も開かれた状態になるためには、「宇宙すべてが私である」と考えるのです。そうなると、一切の差別感情が消えていきます。すべての生命がいとおしく思えることでしょう。つまり宇宙の波動と一体になるのです。
魂に終わりはありません。次のステージがあります。今のままで幸せになれます。あるものを有効に使いましょう。もし手が無いなら、足を大いに使いましょう。もし足が無いなら、手を大いに使いましょう。無いから、ダメとは考えないようにしましょう。
認知症の親には、ひたすら助けなさい。
親が、「申し訳ない」といって死ぬようなことにならないように。「ありがとう」といって死ねるようにして上げなさい。あなたたちも、「申し訳ない」ではなく、「ありがとう」と言って死ねるような最後であるように精進していきましょう。
最後に、自己中心と、自分を大切にすることとは違います。まず、自分がしっかりしていなければ、つまりは食べていける生活の基盤を持っていなければ、他人を援助することなどできません。生命の波動とは円を描く流れのようなものです。止まることなく動いています。この動きが滞ると病気になり、止まると死ぬわけです。お金においても似ていて、滞ると、たいへん苦しみ他人を援助する余裕などありません。自己中心とは、自分さえよければいいという考え方で、他人を援助する気持ちに欠いています。お金を稼ぐことを卑しいとか、自己中心とか、混同しないで欲しいのです。どうか、自分を大切にし、良い仕事をして、お金をしっかり稼ぎ、他人を援助できる人間に成長してください。
ここからはワークに入ります。前回は、100名集まってくれたのですが、人数が多すぎて、ワークまではできませんでした。そこで、今回は50人に減らしてワークを行うことにしました。今日は、雨の中、あなたたちは、選ばれた方ですよ。では、はじめましょう。
右手を顔の前に出してください。右手が無い方は、左手でもかまいません。このワークは、右腕でやるのだったら、左手はやらなくてもいいです。両方の手で行う必要はありません。それがウソっぽくても相手の方の良い所を見つけて、「最大限に褒めながら」行いましょう。自宅で一人で行う時においても、同じように「自分を褒めながら」行いましょう。
右手の場合、中指は頭、薬指は右腕、人差し指は左腕、小指は右足、親指は左足となります。
中指の爪の両側は、目に当たり、そこを揉みほぐすと、目の疲れが取れます。中指の第一関節を下から上にこすると顔のたるみを治すリフトアップ効果があります。
中指のつけ根は、肩に当り、そこを揉みほぐすと、肩の痛みが取れます。
手の甲の下部は、腰に当り、そこを揉みほぐすと、腰の痛みが取れます。
手のひらの下部は、男性は前立腺、女性は子宮にあたり、年を取った人はそこを揉みほぐすと、元気になります。
親指と人差し指の間の部分は、胃に当り、手のひらの側は胃の前方、手の甲側は、胃の後方に当り、そこを揉みほぐすと、胃の調子が良くなります。
人差し指と中指のつけ根の部分は、心臓です、高血圧の人に効果があります。ただ、ペースメーカーの人は、ここを揉まないように。自然に動いている心臓ではないので、機械との兼ね合いが悪くなるかもしれないからです。
「前屈をしてみましょう。どうですか、体が堅いですか」
では、小指の第一関節を揉みましょう。小指の第二関節を揉みましょう。小指の第三関節を揉みましょう。するっと下から上にすべらせるように伸ばしてみましょう。次に、親指の第一関節を揉みましょう。親指の第二関節を揉みましょう。第三関節は、ずっと下の方に隠れています。そこを揉みましょう。するっと下から上にすべらせるように伸ばしてみましょう。次に、親指と小指を思いっきり開いてみましょう。
「もう一度、前屈をしてみましょう」 ⇒多くの人が、驚くほど前屈ができることに驚く。
このワークをテレビを見ながらでもいいので、毎日行ってみてください。健康が回復し、人生の良い修行ができるようになるはずです。
2010年9月28日 盛岡市大慈寺町の祇陀寺にて