私の担当は、募金係で、募金箱を2つ作成しました。
私の経営している書道塾の滝沢教室の幼児と小学生、盛岡教室の小学生に描いてもらった絵を生かして作成した募金箱です。
正面のキャンディーズの絵は、滝沢教室の3年生の仲良し2人組に描いてもらったのですが、インターネットのYouTubeからダウンロードしたキャンディーズの動画と、スーちゃんの告別式でのスーちゃんの最後の肉声が流された動画を見てもらいました。
子どもたちにとってキャンディーズは、AKB48と似ているアイドルと捉えてくれたようで、すぐにいっしょに踊っていました。スーちゃんの最後の肉声を聴きながら涙を流していました。その後で、絵を描いてもらったわけです。
表面と上部の小さな絵と、側面と裏面の絵は、集ってくれた幼児と小学生に描いてもらいました。友だちが友だちを呼んで集ってくれて、一生懸命描いてくれました。
演奏会では190人のお客様が集ったのですが、8万円を超える募金が集りました。大人は千円札で入れてくださった方が多く、小さな子どもも、小さな手で小銭を入れてくれました。
今回の演奏会では、小中学生も参加したことで、家族連れで来てくださったお客も目立ちました。高校生以上となると、家族より、お友だちとなるようです。家族ぐるみで応援するということは、素晴しいことなので、小中学生の参加も悪くないと思いました。演奏内容のクオリティーも大事かもしれませんが、お客様あってこその演奏会です。不来方高校の2名の高校生は、今こんなに上手くて、将来どうなるのだろうという思うような演奏でした(聴いていて、ちょっぴり凹みました)。
私が大ファンでもあり、大トリで歌われた丸岡千奈美先生の歌唱は、さすが岩手の歌姫というもので、無料のコンサートとは思えないような素晴しい感動で包まれました。帰りに「感動した。タダで申し訳ない。」と話してくださったご年配のお客様が何人かおりました。そう思うなら、募金して欲しかったのですが…
岩手声楽研究会の重鎮的な先生が、今年の音楽会でこの募金箱を使うのだと、子どもたちの作った募金箱を大事そうに持って帰りました。
ということは、スーちゃんの描かれた募金箱は、今年一年活躍するということでもあります。
彼女が、自分が病気に負けても東日本大震災で被災された方、これまで支えて下さった皆様に、社会に、少しでも恩返しできるように復活したいと話していたことは、盛岡では現実のものとなりました。宮城でも、福島でも、日本全国で復活して欲しいです。
彼女の遺志にわずかながらでも協力できて、とても幸せに思います。