2012年05月21日

世紀の天体ショーを楽しむ

今朝は家族で金環日食を楽しみました。盛岡は、雲ひとつ無い快晴で、まさに日食日和でした。

一昨日、自宅近くの文房具屋さんから、太陽が見える下敷き(147円)を2枚購入しておいたので、それを使って太陽観察をしました。1枚は父母に渡し、もう1枚は私と妻とで使いました。


6:20 右上が少し欠けはじめる。
7:10 右側が欠けた三日月となる。
7:35 薄いCの字となる。 テレビでは金環日食のベイリービーズが映し出されていた。
7:50 薄い逆Uの字となる。 盛岡では、これが限界。残念ながらリングにはならなかった。
8:30 左下が少し欠けた状態 日食が終わりに近づく。


父母が大喜び、特に父は子どものようにはしゃぎ、近所の人に太陽が見える下敷きを渡しては、感動を共有していたようです。

私と妻は、2階の寝室の窓越しに見えたので、布団に横たわって観察をしました。贅沢な観察です。

この金環日食、国内では25年ぶり、広い範囲で観測できるのは実に932年ぶりなそうです。


金環日食の次は6月6日の「金星の太陽面通過」です。太陽と地球の間に金星が入り、小さな“ほくろ”のような金星が太陽面を左から右に移動するように見えるのだそうです。同日午前7時10分ごろから午後1時48分まで観測できるとのこと。次回は105年後の2117年12月11日ということは、21世紀ではこれが最後となるのだそうです。

太陽が見える下敷きは、もう一度、楽しめそうです。



posted by 盛岡のしろねこ / 佐藤 潤 at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月17日

井上陽水コンサート Hello Goodbye

妻がタウン誌「マ・シェリ」の配達レディなので、その関係で、応募して当たったコンサートチケットでした。8400円のチケットなので、2枚で16800円。何とくじ運強いのだろう。

80歳になる母の誕生プレゼントにしたので、歩行がままなならない母の手を引いて、コンサート会場に入りました。

プログラムはなし、だから、演目1曲1曲がサプライズといった感じでした。

1曲目。ものすごい音響に圧倒、最後まで私の鼓膜は持つのだろうか?

2曲目「アジアの純情」。 私はPUFFYの大ファンだったこともあり、この曲は知っている。ただ、音響に圧倒され歌詞が聞き取れない…

7曲目の「コーヒールンバ」、アラブかどっかの言葉で歌っているのかと思ったら、終わりの方で日本語であることが判明。

8曲目「海に来なさい」。久保田利伸さんのカバーで知っていました。胸にジーンときました。これは名曲だ! この辺から、耳が慣れて歌詞が聞き取れるようになる。静かな曲も織り込まれていく。

私は、陽水さんを巨匠のような人と思っていましたが、が、実際は少年のような人でした。とても63歳には思えない。歌は下手ぽい感じだし(多分昨日のライブだけ)、トークも下手。ギターもそんなに上手そうではないし(多分昨日のライブだけ)、サングラスの容姿は、異様な感じさえする。今流行のおねえ言葉な感じさえする。それゆえ、お馬鹿な人にさえ感じられました。でもこの人がすごい奇跡を起こすんです。

人は優等生を求めていないんだなって気付かされました。自然体でいいんだってね。だんだん開放感が快感に変わっていきました。

リードギター、ベースギター、キーボード、ピアノ、ドラムの5人の演奏スタッフの演奏はハイレベルで、かなり酔いしれました。とくに、キーボードの独特のニュアンスは素晴らしいと思いました。音響さん、照明さんも最高の仕事をしたと思います。アンコールの照明は圧巻でした…

陽水さん、ハーモニカやギターピックを会場に投げ入れるファンサービス。どんどん、会場は、どんどんヒートアップ。

ラスト。「少年時代」。これも胸にジーンと来ました。

アンコール拍手は、5分も続いただろうか。それ以上だったかもしれない。

そして、アンコール。陽水さん、ブルーのジャケットからピンクのシャツにお色直し。

まずは、PUFFYの「渚にまつわるエトセトラ」で、立ち上がる人続出。2曲目「Happy Birthday」では、80歳になる母の誕生日プレゼントのコンサートだったゆえ、母が大喜び。

そして4曲目「夢の中へ」では、杖をついて歩いている母が立ち上がって拍手していました。胸に埋め込んでいるペースメーカーがものすごく熱くなったのだそうです。もちろん、私も立ち上がって拍手しました。3階席の中央の最前列だったので、会場の様子がよくわかるのですが、岩手県民会館2000人の観客全員総立ちで拍手しているのが見て取れました。

こんなにも会場が一体感になるなんて、奇跡としか思えませんでした。

帰りに、今日のプログラムが掲示されていました。そこに多くの人が群がって携帯で写真撮影していました。もちろん、私も撮影しました。

帰り、母が歩くのが大変でしたが、多くの人が助けてくれました。「エレベーターがこちらにあるから、一緒に行きましょう」とか、親切にエレベーターのボタンを押してくれたり。駐車場から出る際も、譲り合いがあって、嫌な思いをせずすんなり流れに乗ることができました。なんてマナーの良い客なのだろう。

コンサート前は、皆現実を引きずっていて、バラバラだったはずなのに、コンサート後は、人類皆兄弟といった優しさに包まれていました。

母は、来年はお金を払っても見に行くのだそうです。

音楽って麻薬のようなもの。人を開放感と幸福感に満たしてくれます。いや、麻薬というより、薬なのかな。陽水さんは、3度受験に失敗してお医者さんにはなれなかったけど、多くの人を元気にする歌の薬を作り続けているんだと思いました。

今日は、私の音楽活動に大きな影響を与えた日になりました。

私も陽水さんに見習って、優等生になることなんか捨てて、馬鹿をさらけ出してみようかと思いました。サングラスが、そんな勇気を与えてくれるのなら、それもありかな…

そして、もっと自由に、発明的発想を大切に、音楽を作っていこう。ハートがあれば、歌詞につじつまなんていらない。声帯のコンディションが悪くたって大丈夫。せっかくパソコンをやっているのだから、もっと電気音楽の要素も取り入れていこう。

私が63歳の時、どんな音楽創れるのかな? 何か歳を重ねるのが楽しみな気さえしてきました。

ありがとう、井上陽水さん。




YouTubeで陽水さんの音楽チェックしたら、結構、ライブのトーク面白いということを知りました。昨日のライブは、岩手は被災地ということで、気を使われていたのでしょう。ライブ終了の時、名残惜しかったのか、「お体に気をつけて」とか、思いやりの言葉をいっぱい掛けてくださいました。それに、CD音源ではお声も透明感があって素敵ですね。そうであっても、昨日のライブは最高でした。



posted by 盛岡のしろねこ / 佐藤 潤 at 10:15| Comment(12) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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