2006年09月17日

ピンチでないとできない技

今日は、ミサの後で「歳の恵みに感謝する会」が行なわれました。

しろねこは、高齢者の方々を前に日本歌曲の「荒城の月」、「出船」、唱歌の「ふるさと」の3曲歌いました。

3日ほど前から酷い鼻風邪で、一昨日からは酷い喉痛、昨日は寝込んでしまう事態に陥っておりました。

ミサの前にピアノ伴奏の方と伴奏合わせをした時は、一時的に良い声が出たのだけど、それを最後に声帯のコンディションは戻ってはくれませんでした。こういう場合、伴奏合わせはしない方が良かったのかも…

それは焦りました。ミサの聖歌が歌えないんです。声がかすれて歌えなくなってしまったんです。心が重たくなってきて、ミサの最中は、ひたすら神に助力を祈りました。

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そして本番。

しろねこは、過去に、同じような状況の際に、声量は抑えて音楽性重視の密度のある歌唱をした結果、思いもしない良い評価を得たことがありました。今回もその作戦でいきました。

結果は、大成功でした。

特に、今日の選曲が良かったようです。「荒城の月」や「出船」は、高齢者の方々の知っている曲ですし、「ふるさと」は一緒に口ずさんでくださった方が何人もいたとのことでした。
カメルーンから帰国したばかりというマ・スール(シスター)からは、「日本に帰ってきたことに感動できました」と感動的なお言葉をいただきました。日本の歌を歌って本当に良かったと思いました。
会の終了後、多くの方から祝福のお言葉をいただくことができました。

もしかすると、コンディションが悪かったゆえに、良い歌が歌えたのかもしれないと思いました。もし、声が良く出たら、朗々とした一本調子のものになったかもしれないからです。カンツォーネを歌うわけではありませんし。声帯のコンディションが悪いゆえ、集中力でカバーしようと頑張りました。音楽的表現としては、これまで歌った中で最高のものになったかもしれません。ピンチでないとできない技だったのかもしれません。もう2度とできない歌唱だったのかも…

神様は、今回もしろねこに試練を与えてくださいました。決して楽には歌わせてもらえません。
とにかく、今日はへとへとに疲れました。


みことばの調べ 〜森一弘司教の主日の福音説教集
今日のテーマ:「苦しむメシア像」「愛とは苦しみ」「弱さにおいて人間は強い」「愛がなければすべてがむなしい」
※音声で聞くためには、「しろねこカフェ」を一旦閉じる必用があります。または、[DL]ボタンを右クリック→[対象をファイルに保存]→保存先をデスクトップに指定し[保存]をクリックして、デスクトップに音声ファイルを保存して、後でじっくり聞くことも可能です。




posted by 盛岡のしろねこ / 佐藤 潤 at 19:05| Comment(10) | TrackBack(0) | 声楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しろねこさん、お疲れ様でした♪
ピンチを良いほうに生かせて良かったですね。
高齢者の方々も喜んでくださったようで嬉しいですよね。(^o^)

風邪&疲れを侮ると大変なことになりますので、どうぞお大事になさって下さいね〜♪
Posted by かばみー♪ at 2006年09月17日 21:19
具合が悪いのに、よくぞ、とても難しい局を歌えきれましたよね。唄も心で歌うということを、森繁久弥や越路吹雪の歌う姿に教わりました。きっとしろねこさんも心で歌いきったんでしょうね。ブラボー
Posted by おしゃべりインコ at 2006年09月18日 00:46
無事守られたようでよかったですね。
コンディションが良くないときのほうが、勢いに任せたりせず、気を遣ってできるということはよくありますよね。
でも、しろねこさんの心に神様が助けを与えてくださったのでしょう。すばらしいですね。
Posted by マナ at 2006年09月18日 05:51
しろねこさん、体調が万全ではないときでも
いつもうまく成功されてますねー
ピンチの時を、いい結果を出すチャンスに変えられるのはスゴイです!
しろねこさんの今までの経験からくるのと、きっと、何かパワーがあるのかも(*^_^*)v
確かにこういう時って、いつもよりエネルギーが必要だからラクではないですよね…
お疲れ様でした!

Posted by yun at 2006年09月18日 10:34
かばみー♪さん、コメントありがとう
今回も、声帯のコンディションが悪いからといって諦めてはいけないことを学ぶことができました。とても疲れましたが、多くの方に喜んでいただけたことで感動へと変わりました。でも、家に帰ってくると、風邪であった現実に苦しむことに… 仰るとおりですね。責任を果たせたからといって、気を抜いてはいけないようです (=^・^=)ノ
Posted by 盛岡のしろねこ at 2006年09月18日 19:41
おしゃべりインコさん、コメントありがとう
東京で歌っていた頃は、ブラボーと声を掛けられて感動したことが何度かありました。盛岡は田舎なもので、そういう声が全く掛かりません。なので、インコさんのブラボーに、とっても感動しております。
森繁久弥さんは、癖の強い独特な歌いまわしながら、聴衆の心をしっかり捉えられるステージの技を尊敬しております。歌の魅力とは上手さだけではないのかもしれません。越路吹雪さんは、シャンソンを日本語で、日本人に親しめるものとして紹介されたことと、あの凄い存在感に尊敬と憧れを抱いております (=^・^=)ノ
Posted by 盛岡のしろねこ at 2006年09月18日 19:44
マナさん、コメントありがとう
その通りなんです。今回も、守られました。しろねこは、ピンチの時には、よく祈るのですが、会場の後ろに聖母様の御姿が(幻想?)見えたりするんです。すると、凄い集中力が搾り出せるようなんです。なので、必死に歌っている時は、最も清らかな時間といえるのかもしれません。なので、しろねこは、ミサで歌う時、つまりは人前で歌わない時も全身全霊で心を込めて歌うようにしています。オペラ・アリアなど、殺人がからんだようなドロドロした歌詞であっても、全身全霊で歌っている時は清らかな時間なんです。多分、職人さんが、いい仕事をしている時は、清らかな時間なのではないでしょうか (=^・^=)ノ
Posted by 盛岡のしろねこ at 2006年09月18日 19:47
yunさん、コメントありがとう
ピンチにこそチャンスがあるような気がするんです。普段、あり得ない能力が、引き出されるからです。歌では、奇跡が起こるのだけど、仕事の方でもそうだと良いのだけど… どうしても悪いイメージが頭に浮かんでしまうんですね。そこのところを直して、早く「いい仕事」できるようになりたいです。毎日ピンチの連続では、生きた気がしないので、ここぞという時だけにしてほしいですね (=^・^=)ノ
Posted by 盛岡のしろねこ at 2006年09月18日 19:51
しろねこさん、演奏、ご成功おめでとうございます。
きっと心のこもった歌声だったのでしょうね。
歌って声量だけではないですね。
私もママさんコーラスをやっていたので、みんなの心が一つになり、ハーモニーが決まったときの鳥肌の立つような、歌声が一つの生き物になったような時の感激を覚えています。
でも10年以上やっていて、何度もあることではなかったですが。
ピンチを逆に跳ね返す力を持っているしろねこさん、見習いたいです。
Posted by ada at 2006年09月20日 02:33
adaさん、コメントありがとう
本当に、お陰様でした。いつも応援してくださってうれしく思います(感謝!)
自分では、声量を抑えたつもりでも、脱力できていたので意外と遠くまで通る声だったのかもしれません。近くでは大きな声でも、力んでいて飛ばない声ってあるんですね。
ママさんコーラスをされていたのですね。だから、ステージでの感動を理解していただけるのでしょうね。10年以上されていて、何度かあったという奇跡的な感動。わかるような気がします。しろねこも、コーラスを聴いて、感動のあまりに涙を流した経験ってあるんです。
ピンチになっても、何が何でも成功させるぞといったモチベーションを持ち続けたいと思います (=^・^=)ノ

Posted by 盛岡のしろねこ at 2006年09月20日 05:49
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