2006年09月21日

変わらなくてはならないのは?

しろねこは、3Kとも5K(汚いのK)ともいえるようなハードな肉体労働者時代に、労働組合の委員長を2年間やったことがありました。その前の2年間は書記長をやっていました。

会社から突きつけられたホワイトカラーとブルーカラーの格差(差別)ある、新給料制度に対し、組合独自の新給料制度案を出すなどして実行を食い止めました。
昇給においても、粘りに粘って双方の妥協案へこぎつけたりもしました。
要求する限り、労働者の意識を高めようと、無断欠勤を極力失くすように務めました。中には、銀行振込みができない人がいて、1日休んでやっている人がいました。そこで、昼休みにしろねこが銀行に行って代行してあげたりもしました。上部団体への会議には、欠かさず出席し、悪法がまかり通らないよう政府への署名集めをして歩いたりもしました。

その会社は、しろねこが退職して約2年後に倒産し、現在はありません。
そればかりか、その上部団体も消滅してしまいました。

原因は、有権者である労働者の意識のなさにあったと思います。「誰が当選しても変わりやしない」 と選挙にすら行かない有様。上部団体の大会においても、単組の代表者たちは、前夜の飲み会(懇親会)には出席して大騒ぎしたにもかかわらず、翌日には朝食を食べると帰ってしまい、いつものメンバーでの淋しい大会という有様。しろねこは、難しい用語をわかりやすく直して、組合員に説明をしましたが、「お前にすべて任せるから、頑張れよ」と、誰もが逃げてしまう有様。今回は全く昇給がないことを報告すると、「お前は、委員長なんだから責任を果たせよ」と厳しい口調で、責め立てる有様。

上部団体の書記長の発言に何度も耳を疑いました、それぞれの中小企業の体力も考慮せず、「これは労働者の権利」だと言って全国平均の昇給額を要求するよう指導する有様。「権利を主張する前に、 いかに義務を果たすかが重要ではないか」と反論したら、「労働者は人間らしい生活をする権利を有しているのだから、君の言うように努力目標を果たすということは別の次元なので考えるべきでない」と注意されてしまいました。しろねこは、その言葉に納得ができず、努力目標による成果を上げようと、 現場では走り回って皆への注意を促しました。

労働者のやる気のなさは、わが職場の単組だけではなく、全国的なものだったように思います。全国的に投票率の低さが目立ち、わが国民の恥とも感じられました。

そして時代は、終身雇用制度は完全に崩壊し、リストラが当たり前の社会へと変わっていきました。

しろねこは、健康的問題で退職したのですが、健康を害した理由は組合活動にあったといっても過言ではありませんでした。
健康も省みずに闘ったことは、いったい何だったのだろう?

社会の制度を変えることは大変なことです。人生を賭けて、命を賭けて取り組まなくてはならないものかもしれません。

結局、政治に関心のある者の側、つまりは権力を持つ側や経営者側に有利なように制度は作り変えられていく傾向があるようです。そういった力に打ち勝つには、相当な団結心を得ないと動かせないことでしょう。人間の本質と言うのか、戦争のような破滅的な方向性には、簡単に団結しやすいのですが… 「弱者のために」という方向性では、なかなか動いてくれないようです。生物の「8対2の法則」(働き蜂も本当に働いているのは全体の2割)もありますし、自分のお尻に火がついてからでないと動けないのが普通なのかもしれません。団結しない個人がいかに無力であるかに気が付いてからでは遅いのに …

某福祉施設の職員をしていた時、施設の労組が団結して、ワンマン園長?の一存で採用されたと思い込んで、しろねこを組合には入れてくれませんでした。肉体労働者をしていた時代の職場実習で、園生を全員就職に導いた実績を買われて声を掛けられ、大変な競争率の採用試験を経て入ってきたのに… しろねこが福祉関連の資格がないからと、他の職員たちから、よそ者のような接し方をされたんです。そのとき、もう二度と組合活動には戻るまいと思いましたね。
その後、逆風をはねのけて頑張った結果、過労と睡眠不足がたたり、救急車で運ばれるほど身体が衰弱してしまいました。

あまりに裏切られ続けてきたせいか、しろねこはそういったことに命を賭ける気持ちがなくなってしまいました。
「制度が変わらなくては幸せになれない」という考え方ではなくて、「個人の思いの指向性を変えることで幸せになる」という考え方に変わっていったのだと思います。つまり、世の中が どう変わろうと幸せを見つけられる者でありたいと考えるようになりました。
また、時代がどう変わろうとも対応していける頭の柔らかさも築いていきたいです。
もちろん、一人でではなくて、心のキャッチボールのできる皆さんと一緒に…

幸せとは、人間同士の係わり合い方にあるように思います。そして、私たち一人ひとりの心の中に「幸せの種」がすでに存在しているように思えてなりません。

まず、変わらなくてはならないのは、私たち自身の自覚ではないでしょうか?

昨日、自民党総裁が安倍晋三氏(52)に決まりましたね。小泉さんのように、親しみの持てる政治を展開してほしいものと願います。また、野党も簡単に悪法を通さないように頑張って欲しいと思います 。来年の参院選では、じっくり見守りながら、バランスを考えながら、どの政党を支持しようか考えようかな。

今日は、まとまりのない記事となってしまいました m(__)m


・・・やっぱり、この記事は複雑な内容でしたね。
労働者(有権者)の意識はいい加減とはいえ、福祉施設の利用者は必死ですから。そういった「切実な声」が、世の中の自己中心的で無関心な風潮から動労者(有権者)の協力を得らずに政府に届かない。そして、どうして悪法がまかり通ってしまうのか…
利用者の個人負担を増やしたり、認定基準に達しない利用者を切り捨てるようなことをせず、施設の側を厳しくすることでバランスを取れば良いのに。施設は、生き残るためにお金を寄付してくれる支援団体を強化すれば良いのだから… 
サービスの質(意欲)と営業力(情熱)が問われるのかも…
しろねこが思うには、組合活動のような意味の薄い政治的対決を展開することよりも、その前に、有権者に向けた私たちの地道な啓蒙活動(組合内での啓蒙活動も良いのかも)の方が重要なのかもしれないと考えているんです。

この記事は、しろねこにとってトラウマ的内容でもあり、考えると考えるほどわからなくなっていくようです。悪い記憶は忘れてしまおうと思います。(9月22日記)


posted by 盛岡のしろねこ / 佐藤 潤 at 17:26| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私、ずっと同じ職場で働いているんですけどね
どこまで一生懸命やったらいいのか わからなくなったりしましたよ。
何か一生懸命やったとしても、
結局私たちのような下の方の人の意見が上の方まで届くこともあまりないし
でも、職場の方針、命令みたいのには従うしかないし。

そういうのくり返すと 一生懸命さはなくなってきますね。

結局は職場の中って狭い世界なので
その小さな世界にいる、上の人達の、ヘンな意見や方針だけにとらわれるのも
なんだかつまんなくてね(笑)
今の職場で通用することでも、他の場所に行ったら全然通用しないことかもしれないし!
私も、今の職場から出たことがないので、
狭い世界でのことしか知らないのが ちょっとよくないとこなんですけど。。

もう、最近は一生懸命になりすぎず、わが道行ってます(^ー^)ノ 
今は、職場のいうことをすべて素直に聞いてるわけじゃありません(笑) 
もちろん、周りに迷惑をかけないようにそれなりに働いてはいるつもりですけどネ(*^_^*ゞ
Posted by yun at 2006年09月22日 11:08
90日でマイナス9キロ完全ダイエット攻略法のサイト管理人の片桐です。かたかたと呼んでください^^
どうもこんにちは。今回初めてコメントさせていただきますが、いつも楽しく拝見させていただいてます。まだまだ駆け出しですが色々勉強できたらと思ってます。(ノ∀`)うちのほうでもブログなど毎日更新していってます。こちらからもまたコメントさせていただきます。
Posted by かたかた at 2006年09月22日 15:44
yunさん、コメントに救われました。
この記事、誰からもコメントをいただけないものと思っていました。
トラウマを書き散らしたものなんて、醜いですしね。

yunさんの仰るとおり、会社って、そういう空しさと毎日向かい合わなくてはならないのですよね。

一生懸命やっても、上司の手柄。しろねこは、ブルーカラーだったので、上の人から「バカ呼ばわりされて」ました。だから、組合で頑張っちゃったのかもしれません。また、あの頃の惨めな思いが、ブログの記事を書く原動力なのかもしれません。

ブログを通して、日本全国のいろいろな仕事をしている人、いろいろな立場の人のホンネに触れ合える事は、自分の殻を破ることのできる素晴らしい習慣だと思うんです。

この記事では、無理して頑張っているしろねこの姿があると思います。でも、これって大きな反省なんです。結局、頑張りすぎて健康を害してしまいました。
多分、「人の役に立っている自分」に酔っていたのかもしれません。これって、偽善的というか、どこか間違っていますよね。

yunさんには、ブログのテクニック等でいろいろお世話になってきていますが、自然体に生きることの素晴らしさを学ばせていただいております。これからも、どうぞよろしくお願いします。
感謝を込めて!
Posted by 盛岡のしろねこ at 2006年09月22日 19:40
かたかたさん・:*【祝】*:・ 初コメントありがとうございます
ダイエット研究家の方とお見受けしました。良い情報期待しております。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします (=^・^=)ノ
Posted by 盛岡のしろねこ at 2006年09月22日 20:49
おはようございます。記事を、しみじみと拝見いたしました。
私も労働組合に入っていますが、現在は、団交には、ほとんどでていないなあ・・・。でも、組合にはいろいろ積極的に参加したいと思って、元気な頃は、リーダー的な役職にもつきました。
しろねこさんの、人生の一端を知ることができました。
Posted by TOM at 2006年09月23日 10:04
TOMさん、コメントありがとう
実は、しろねこの父も公務員の労働組合でリーダー格でした。自分の所属する中小企業の労働組合との労働条件の格差には唖然としましたね。幼少から公務員住宅に住み、公務員があまり好きでないしろねこにとっては、そうは思いませんでしたが、生活苦のため希望を見出せないでいる中小企業の労働者にとっては、公務員の労働組合は妬ましい存在でもあったようです。公務員や教員組合が推薦する立候補者に親しみを持てなかったのも分かるような気がしました。労働組合の形態は、実にさまざまで、一体感に欠けていたように思います。自分の職場の安定も大切ですが、労働者全体の幸福を考えた組合活動ってあり得ないものかと随分考えましたね。
新しい時代の波により、中小企業の労組は次々に消滅していきました。残ったのは公務員や教員といった一流どころの組合なのかもしれません。今時の派遣社員という労働形態では、悪い条件を突きつけられても労働者は泣き寝入りするしかありません。労働者がスクラムを組んで、弱い立場の人を守ることもできません。悲しいことですね。
また、愚痴を書いてしまいました。すみません m(__)m
Posted by 盛岡のしろねこ at 2006年09月23日 14:25
しろねこさん、こんばんは。
私にはとても難しいお話で、何度も繰り返して読ませていただきました。
今の世の中は・・・やはり「長いものには巻かれろ」みたいな考えの方が、多いですね。
その中でしろねこさんは、少しでも労働環境を良くしようと、闘っていたのですね。
私の父も公務員で、子供の頃はストや春闘はどういう意味があるのかなぁ・・・と、思ったものです。

新総理が間もなく誕生する日本。弱者に優しい社会になってほしいものです。
農業は本当に厳しい時代です。
見栄のお付き合いの農産物の輸入を、極力減らして、国内の自給率をもっと上げてもらいたいものです。
Posted by めろん at 2006年09月23日 22:21
めろんさん、コメントありがとう
現役で労働組合をやっている人には、大したことないって言われることなのかもしれませんが、しろねこにとっては命がけでした。めろんさんのコメントにとっても心が癒されました。
しろねこも、国内の自給率を上げることに賛成です。農薬漬けの危険な輸入食品の影響で、アトピーなどの病気で苦しむ人が増えているからです。「組合活動」としてではなく、「有権者の声」として、そういった署名活動等に参加していけたらと思います (=^・^=)ノ
Posted by 盛岡のしろねこ at 2006年09月24日 12:36
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