2007年11月02日

明日は歌の本番

明日は、第60回 岩手芸術祭声楽部門演奏会の本番です。

場所は、岩手県民会館中ホール
時間は、6時会場 6時30分開演
当日の入場料は、1,000円

です。


というわけで、明日歌う曲目の解説を書きたいと思います。

1.G.カッチーニ作曲 アヴェ・マリア

ジュリオ・カッチーニ(1551?−1618)は、最古のオペラ作曲家とも言われている。最近では、スラヴァのCD等で知名度が高まったが、90年代前半まで全く知られていなかったという奇妙な事実がある。80年代以前の楽譜にも収録されておらず、現在入手できる出版譜は、すべて多くの編曲を経たものである。数多くのアヴェ・マリアの中でも、内面的な祈りが表現されている作品といえる。

2箇所、ブレスが限界的に長いところがあり、冷静にブレスをしっかり取れるかが問題です。油断をすると粗が出やすい曲ゆえに、いかに音の一つ一つに魂を込められるか。しろねこにとって大好きな曲の一つでもあるので頑張りたいです。



2.G.ヴェルディ作曲
  歌劇〈エルナーニ〉より “おお、若き日の夢と偽りの幻よ”


「エルナーニ」は、イタリア・オペラ最大の作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ(1813−1901)第5作目の初期のオペラ。原作はヴィクトル・ユーゴーの戯曲「エルナニ」に基づく。このアリアは、国王ドン・カルロが愛憎と苦悩の混乱の状態から、若き日の初心の気持ちを回想し、本来、王としてあるべき姿を取り戻していく心の内面を描いたアリア。独り舞台である。

ヴェルディのオペラアリアは、声帯にとてもストレスがかかります。日本歌曲やドイツ歌曲が向いているしろねこにとっては、選曲ミスとも思われるかもしれませんが、オペラ歌手を目指していた者にとっては憧れの曲なんです。いかに、持てる声量を絞り出せるか、この曲はアスリート気分で思う存分チャレンジしてみようと思います。
posted by 盛岡のしろねこ / 佐藤 潤 at 20:30| Comment(4) | TrackBack(2) | 声楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

今日はご満足でしたでしょうか、大変お疲れさま
Posted by おしゃべりインコ at 2007年11月04日 01:17
お疲れ様でした
万全な体調で臨まれたことと思います。
ゆっくり疲れを取ってくださいね
もし良かったら、結果、(気持ち的)
またアップしてくださいね。
Posted by まこ at 2007年11月04日 14:32
おしゃべりインコさん、コメントありがとう
おかげさまで大成功でした。
歌い終わってから、目が開けられないほど汗が噴出してきました。異常だとは思いました。
今日は、午後からまったく動けない状態になってしまいました。現実ですね。
こんな自分と、どう付き合っていったらいいのだろう…
でも、辛いのは自分だけではないと、自分に言い聞かせて焦らないで、うつ病の治療に励もうと思います (=^・^=)ノ
Posted by しろねこ at 2007年11月04日 22:20
まこさん、コメントありがとう
残念ながら、万全ではありませんでした。
コンサート直前に風邪は治ったのですが、もう一つの問題が…
結果は良かったのですが、うつ病の方が良くならないと、今後はステージ活動は厳しいかもしれないと感じています。
自分の力の無力さを感じているので、カトリックのマ・スールたちに近い生活をして、天からの力を授かりたいと考えています (=^・^=)ノ
Posted by しろねこ at 2007年11月04日 22:29
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ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92
Excerpt: クライバーがコンセルトヘボウを指揮したこの演奏会の映像に関しては語りつくされた感があるが、何度見てもこの指揮者の非凡さには驚かされる。カルロス・クライバーという指揮者についてはもう語る必要はないだろう..
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